2012年 02月 14日
住宅購入時の頭金のお話し
ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの長谷剛史です。
今回は、「住宅購入時の頭金のお話し」をしてみたいと思います。
今後数年以内に住宅購入を考えている方!は、集中して読んで
くださいね。
住宅展示場でモデルハウスを見ると・・・不思議なもので欲しく
なるんですよねえ~(笑)
でも、「ちょっと待った!」
頭金は準備できていますか?
・・・
・・・
・・・
「不動産屋さんは、頭金がなくても買えるって言ってるし、住宅ローンも
組めるらしいし・・・」
本当にそれでいいのか一緒に考えていきましょう。
(1)頭金は購入金額の20%は用意したい
なんで?
・・・
・・・
・・・
理由は3つ
(1つ目)
頭金が20%以上用意できれば、住宅ローンの選択肢が広がるから。
頭金が全然ないと、貸してくれる金融機関が限られるので、こちらが
有利なローンが組めなくなるんですね。
(2つ目)
住宅を購入して数年後、もし売却ということになった時、売却金額が
融資残高を下回ってしまう可能性があるから。融資残高が3000万円
なのに、2500万円程度でしか売れない場合、あと500万円出さな
いとローンがなくならない。
売却後、賃貸にしたとすると、家賃とローンを支払っていくことに
なる・・・頭金を20%以上用意出来ていれば、この可能性は低くなり
ますね。
(3つ目)
数年後、住宅ローンを借り換えようと思ったとき、担保割れしていれば
利用できるローンが限られるから。勿論、借り換えできないわけではない
ですが、選択肢は狭まるでしょうね。
(2)なんぼ頭金にまわせるのか?
貯金が1000万円あったとしましょう。
頭金を用意するのは重要だからと全部つぎ込んでいいですか?
・・・
・・・
・・・
ダメですよねえ~
ポイント1!
住宅購入に伴う諸費用・税金・引越代等を考慮する必要がありますね。
だいたい、購入金額の10%程度は考えてください。3000万円の物件
なら、300万円ぐらいです。
ポイント2!
予備資金として、毎月生活費の半年分ぐらいは確保してください。
月30万円の生活費がかかっているなら、30万円×6ヶ月=180万円
ですね。万が一に備えることは大事ですし、このラインを下回ってくると
精神的にも焦りが出てくると思いますので。。。
ポイント3!
住宅購入後の貯蓄可能額を把握する必要がありますね。
教育資金・老後資金・住宅ローンの繰上げ返済等住宅購入後、将来に
必要なお金はたくさんありますね。
住宅購入後、全然貯蓄ができないということであれば、物件価格を
引き下げる等の対策が必要になります。
今回は住宅購入時のお話をしてきたわけですが、やはり一番大事な
ことは、他人任せにしないということですね。
人生で一番大きな買物であるということを肝に銘じて欲しいと思います。