人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Woman.excite Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ

2012年 09月 20日

住宅購入 親からの援助③

「ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
 ファイナンシャルプランナーの恩田雅之です。」

 前回は「配偶者控除の特例」について説明させていただきました。
再度。親からの援助を受ける方法として「相続時精算課税制度」の説明をいた
します。

 「相続時精算課税制度」は、親から子への限定した贈与に適用されます。
1人の親から贈与金額の内、2500万円までは贈与税が掛からず、2500万円
を超えた部分については、一律20%の贈与税が掛かります。

 この制度を活用した贈与金額は、贈与した親が亡くなり、相続が発生した時点で、
贈与した時点の財産評価により、相続税の課税価格に加算されます。

 「相続時精算課税制度」は、親の年齢が65歳以上、子の年齢が20歳以上という
要件があります。また、住宅取得等資金に係る特例を選択すると、親の年齢制限
はなくなります。

 この制度は、暦年贈与に比べ、単年度で住宅資金等の多額の資金を贈与するのに
適した制度と言えます。

 但し、「暦年贈与の基礎控除110万円」「相続時精算課税制度の2500万円」の違い
「2500万円は非課税ではない」点は、しっかり押さえておきましょう。

 また、「相続時精算課税制度」と「暦年贈与」はどちらかを選択する必要があります。
そして、相続時精算課税制度を選ぶと、暦年課税への変更ができないことも覚えて
おきましょう。

追伸:札幌は、これが最後の真夏日と言われながら、9月半ばになりました。
by lifeplaning | 2012-09-20 09:00 | 恩田 雅之
Copyright c 1997-2009 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.