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2013年 05月 23日

長期金利の中身

「ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
 ファイナンシャルプランナーの恩田雅之です。」

 日本の長期金利は、新しく発売した(新発)10年物の国債利回りになります。
2013年5月17日現在、「328回債の利回り」が長期金利として新聞等に載っ
ています。また、「利回り上昇・価格下落」、「利回り低下・価格上昇」といった
コメントがされています。

 今回は「利回り上昇・価格下落」、「利回り低下・価格上昇」仕組みについて
みていきます。

「10年物国債」は固定利率の国債になります。償還(満期)までの利率は変わり
ません。

 例えば、利率1%、額面(償還時に投資家に返す元本)100万円としますと、
年間の利子は1万円になります。この利子が10年間変わりません。
 
国債の売却が増えると価格は下落します。逆に利回りは上昇します。
「利回り上昇・価格下落」
仮に、額面100万円の国債の売却が多く価格が90万円になった場合、毎年の
利子1万円は変わりませんので、
利回りは、1万円÷90万円×100(%)≒1.111%になります。

 逆に国債を買う人が増えると価格は上昇し、利回りは低下します。
「利回り低下・価格上昇」
価格が110万円に上昇した場合は、
利回りは、1万円÷110万円×100(%)≒0.909%になります。

以上が「利回りと債券価格の関係」の説明になります。

 長期金利は、フラット35や固定期間10年以上の住宅ローンなどや国の借金の
負担にも影響を与えますので、長期金利の変動には、関心を持ちましょう。

追伸:札幌も桜が咲き、ようやく春の気分です。
by lifeplaning | 2013-05-23 09:00 | 恩田 雅之
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