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2013年 06月 20日

金利上昇時の債券投資について

「ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
 ファイナンシャルプランナーの恩田雅之です。」

 昨日の日経新聞に社債の発行が活発になっていると記事がありました。
企業は、今後の金利の上昇に備えて資金調達をしているそうです。

 今回は、債券投資における金利リスクについてみていきます。
債券には、額面価額と債券価額の2つの価額があります。

額面価額は、利子を計算する元本と償還時の元本になります。
債券価額は、債券が発行されて償還までの間、世の中の金利や景気、発行
した企業の業績などによって変動する価額になります。

 新たに発行された債券を購入し償還まで保有した場合は、
償還までの受取利子(額面価額×利率)+(額面価額-購入時の債券価額)が
投資家の利益になります。

 途中で売却した場合は、
売却までの受取利子(額面価額×利率)+(売却時の債券価額-購入時の債券
価額)が投資家の利益になります。

 今後、世の中の金利が上昇した場合、債券価額が値下がりすることが考えられ
ます。逆に金利が低下した場合は、債券価額の値上がりが期待できます。

 償還まで保有するのであれば、企業のデフォルトが起こらなければ、上記の式で
投資収益が計算できます。

 途中で売却する場合は、売却時の債券価額の下落よっては、受取利子よりも売却
による損失が上回ることも考えられます。

 企業が今後の金利上昇を見込んでいると考えると、今後の債券投資においては、今
以上に、世の中の金利に対してアンテナを高くする必要がありそうです。
by lifeplaning | 2013-06-20 09:00 | 恩田 雅之
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