2014年 02月 13日
本日は「NISA の日」
ファイナンシャルプランナーの恩田雅之です。」
2月13日は「NISA(ニーサ)の日」のということで、金融機関のNISAの広告
が新聞を賑わせています。その広告の中で、投資信託の販売手数料「0円」
という記載を目にします。
投資信託のコストは、大きく3つに分かれます。
購入時のコストが販売手数料、保有時のコストが信託報酬、解約時のコスト
が信託財産留保額になります。ファンドによっては、それ以外のコストが掛か
る商品もあります。
これらの、コストの内訳は、目論見書(ファンドの仕組みや投資対象、リスク
、手数料などを説明した資料)に記載されています。
また、販売手数料「0円」は、「ノーロード」とも呼ばれています。
NISAで5年間投資した時の販売手数料と信託報酬の合計コストを以下の例で
比較してみます。
ケース1:販売手数料 0円 信託報酬 2%
ケース2:販売手数料 3% 信託報酬 1%
ケース1は、信託報酬2%×5年=10%になります。
ケース2は、信託報酬1%×5年= 5% +販売手数料3%になります。
信託報酬の部分は、投資期間が長くなればなるほど、掛け算でその差が開いて
いきます。
ノーロードは、購入時にお得感がありますが、中長期で運用を考える場合は、信
託報酬の料率により注意を払いましょう。
もちろん、過去の運用実績(騰落率)による判断が最も重要ですが。