人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Woman.excite Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ

2016年 12月 03日

NISAとiDecoは使い分けが大切!!

Exciteブログの読者の皆さま、こんにちは。
マイアドバイザー®jp登録ファイナンシャルプランナーの永柄正智(ながえまさとも)です。

NISAの普及がなかなか進まない中、財務省は年間の投資上限額が40万円で20年間の非課税期間がある新たなNISA(積立NISA)の制度を検討しているようです。

現行のNISAは、投資上限額が年間100万円から120万円に増額されるなどの変更はあったものの、現状としてはなかなかこの制度を利用して投資をはじめる人が増えていません。

投資は「長期投資」が基本ですが、現行のNISAでは非課税期間が5年間であるため、長期投資を行うことが出来ない制度設計になっています。そこで、非課税期間を5年から20年に伸ばすことによって、少しでも投資に対するハードル下げようという取り組みなのでしょう。

現行制度の年間投資上限額120万円も、月額にすると10万円の積立投資することになり、実際に毎月10万円を投資できる世帯は限られるのではないでしょうか。
まだまだ始まったばかりので制度ですので、使い勝手が良くなるような改正はどんどんやっていってほしいと思います。

さて、将来のお金を準備するために投資を行う場合、NISA(小規模投資非課税制度)とiDeCo(個人型確定拠出年金)のどちらを選んだらよいのでしょうか。それは目的によって変わってくると思います。

まず、教育資金や住宅購入のために必要なお金を準備したい場合には、貯蓄やNISAが選択肢になります。
今回検討されているNISAの制度改正が行われた場合、20年の非課税期間が使えるようになるため、投資によって準備をするのであれば、この制度を利用しない手はないと思います。

一方で iDeCoの場合には、そもそも60歳まではお金を引き出すことができませんので、老後資金の準備に目的が絞られることになります。

どちらの制度も税制優遇が魅力ですので、目的によって制度をうまく使い分けることが大切です。

教育資金や住宅購入に充てるお金は「NISA」で、老後の資金を準備するためには「iDeCo」を使って、出来れば両制度を併用して投資をすることが賢い制度の活用方法ではないでしょうか。


by lifeplaning | 2016-12-03 19:17 | 永柄 正智
Copyright c 1997-2009 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.