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2016年 12月 26日

不妊治療の助成金、申請はどこに注意?

ファイナンシャルプランニング公式ブログ読者のみなさん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの 松原 季恵 です。
今日が楽しくなるお金の情報をお伝えしています。
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不妊治療はお金がかかります。
これに対して、国は助成金制度「不妊に悩む方への特定治療支援事業」を設けています。
この制度については、8月のブログ「不妊治療のお金はいくら?」で書かせていただきました。

では、どのように申請をするのでしょうか。

東京都の申請の用紙は以下のようなものです。
不妊治療の助成金、申請はどこに注意?_a0112619_10570339.png



















実際はもっと緑色をしています。

この用紙は都道府県に依頼すれば郵送で送ってくれます。
あるいは都道府県のHPにPDFで提供している自治体もあります。
また不妊治療の病院に置かれている場合もあります。

東京都の場合、提出に必要な書類は
・特定不妊治療費助成申請書(当書類にあり自分で記入)
・特定不妊治療費助成事業受診等証明書(当資料にあり病院が記入)
・住民票の写し
・戸籍謄本
・申請者と配偶者それぞれの所得関係書類(源泉徴収票や確定申告書など)
・領収書のコピー(採卵に必要な検査費~妊娠判定費用の一連の治療費すべて)
です。

慣れない書類で悩むかもしれませんが、一つ一つ取り組んでいきましょう。

書類で注意したいのは、
「特定不妊治療費助成事業受診等証明書」
これは病院に発行してもらうのですが、数千円程度の文書代がかかってしまいます。
また、発行してもらったら、コピーを必ず取りましょう。
市区町村で助成金制度を設けている場合にこちらにも提出が必要になりますので。

「住民票の写し」
マイナンバーカードを持っている人であれば、
今はコンビニで取れるようになりました!
最寄りのコンビニに住民票をとれる機械が設置されているか確認してみてください!

「戸籍謄本」
これは、戸籍のある自治体でしかとることができません。
戸籍住所とは違う自治体に住んでいる場合は、郵送でのやり取りで手続きをすることになります。
本人でなくてもとることはできるので、もしその住所に住んでるご両親がいれば、
手伝ってもらうと少し手続きが楽になります。

「領収書のコピー」「所得確認書類」
採卵に必要な検査費~妊娠判定費用の一連の治療費すべての領収書なので、
複数枚あることがあります。
一連の治療費は最初からクリップなどでまとめていると、後から分かりやすいですね。
また、同様に所得の確認資料も大切に保管しておきましょう。
もし既に失くしてしまったという方は会社に前もって再発行の申請をしておきましょう!


助成金の手続きで最も注意したいのは、提出の期限です。
原則「1回の特定不妊治療が終了した日の属する年度の末日(3月31日消印有効)」
とされています。
これを1日でも過ぎたら数十万円の助成金を受け取ることができなくなるわけです。
手続きが面倒で後回しにしていると、うっかり過ぎてしまう危険があります。

手続きは、これらの必要書類をそろえて、郵送で行います。
特に不備がなければおおよそ2カ月で承認通知が来て、3カ月でお金が振り込まれます。

全てが郵送で手続きできるので、忙しい日々を送っている方や、
あまり助成金を受け取ることを知られたくない人には安心できますね。

ちなみに、市区町村の助成金制度については、
都道府県から届いた承認通知書をもって申請を行うことができるものがあります。
このタイミングで二つ目の助成金申請手続きを行うんだ!と覚えておくと慌てずにすみますね。

不妊治療の助成金、申請はどこに注意?_a0112619_11255746.png











ファイナンシャルプランナー
松原 季恵(まつばら きえ)

by lifeplaning | 2016-12-26 00:00 | 松原 季恵
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