2009年 05月 20日
家計の中で子ども費を考える ③~習いごと事情 幼児編~
ファイナンシャルプランナーの中村真佐子です!
今週、東京ではとてもいい天気が続いています。
我が家は今週、カーテン洗い週間としました!年末の寒い時に大掃除をするのがイヤなので、季節のよい春と秋に少しずつ取り組んでいます。
さて「家計の中で子ども費を考える」3回目のテーマは習い事についてです。
子どもの習い事と一言でいいましてもいろいろありまして、
年代によって習い事の種類が違ってきます。
今回は幼児期(幼稚園・保育園卒園まで)の習い事情についてみていきます。
私が幼稚園の頃は、習い事など無縁でした。
小学校に入ってそろばん・習字・ピアノなどなど・・・。
今ではスイミング・英会話・ピアノ・サッカーってところでしょうか。
0歳から習い事を始めるというケースもあり、早期教育の善し悪しが叫ばれている中、
私の周りでも幼児期の習い事は花盛りといった様相です。
ベネッセの調査では、幼児期の習い事で一番人気は断トツでスイミング!!
我が息子・娘も習っていました!(過去形です)
何といっても、体が丈夫になります。
そこのところを重視しているパパ・ママが多いのではと思います。
我が娘は幼児期ぜんそくで2度も入院しましたが、年長から小3まで続けたスイミングでだいぶ体力がついたと思います。現在中3ですが中学に入ってからずっと皆勤賞です。
比較的月謝が安く、送迎バスを完備しているところも多く、初めての習い事としては入りやすいですね。
ついで、人気度は英会話・楽器系の習い事と続きます。
またこの調査では学校入学前の5歳児・6歳児になると、受験目的以外の塾が増える傾向にありました。
もうこの年齢から塾通いの子もいるのですね~。
お金の面ではどうでしょう。
文部科学省の子どもの学習費調査の中で、
学校外教育費の全国平均は公立幼稚園に通う子どもの場合、年間103,588円、
私立幼稚園に通う子どもの場合、年間144,861円となっていました。
月額にして8,000円~12,000円といったところでしょうか・・・。
習い事によっては、月謝の他に教材や練習着・バック等も購入しなくてはならず、ライフプランでは学校以外の教育費として考えなければならない時代となりました。
教育費をテーマにした相談会でも、みんなどれくらい習い事をしているかどれぐらいお金をかけているか気になるママが多いです。
私の個人としては、やりたい、好きだ、上手になりたいという意欲が大事で、
始める時期や何を習うかはそれぞれでいいと思います。
習い事貧乏なんて言葉もママ達の間で話題になりますが、
将来子どものための本当に必要なお金を貯蓄できずにいたとしたら・・・。
幼児期よりも中学以降に使うお金の方が必然的で高額です!!
習い事で大忙しな現代の子どもたち。親は子どもの意欲を一番に尊重するとともに普段の生活から子どもの得意・不得意を見極め、周りに流されないことが大切ですね。