ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの杉山 明です。今回が私の担当の最後になります。1年間ありがとうございました。
金融商品の話を突き詰めていくと、
(1)支払うものが少なくて、受取るものが多い商品はない
(2)受取金額が変動するものは、変動しないものより敬遠される
ということがわかります。
難しい言葉を使うのであれば、
(1)リスクとリターンは表裏一体
(2)投資家はリスク回避的
ということになります。
だから、金融商品の役割というのは、
(3)もうけてやろうというのではなく
(4)余裕のある時にお金を支払い、必要なときに給付を受け取る
ということになります。
そうすると、余裕のある時はいつ?必要な時はいつ?ということになりますので、これはファイナンシャル・プランニングの話になるわけです。
この過不足は人によって異なります。だから、適した金融商品も人によって異なります。これがファイナンシャル・プランニングの必要性です。
ところで、自分に適した金融商品を見つけるにはもう一つ気を付けていたいことがあります。それは、自分自身以外の関係者が、あなたにかかわることによってどのような利益を受けているのかということです。難しい言葉でいえば、“インセンティブ”です。
保険募集人は保険を販売することにより、保険会社からコミッション(手数料)を受け取ることができる。これが“インセンティブ”です。ファイナンシャルプランナーは有料で相談を受けることによって利益を得る。これが“インセンティブ”です。人は“インセンティブ”がなければ、まじめにその人のことを考えません。
だから、適切な“インセンティブ”を与えることは、プロを上手に使うことのキーポイントです。よく無料相談という言葉を目にすることがあると思います。しかし、無料相談をそのまま信じてはいけません。無料相談だけだと、何が“インセンティブ”になっているのかわからないからです。わからないときは、相手に質問すればよいでしょう。「無料相談はあなたにとってどのようなインセンティブがあるのですか」
相手の“インセンティブ”が理解できれば、どの時点であなたのために一生懸命働いてくれるのかがわかります。『ファイナンシャルプランナーは中立』という妄想を持っている方が少なくありませんが、そんなことはありません。役に立つファイナンシャルプランナーは、“インセンティブ”のために働いているのです。
(1)金融商品においしいだけのものはない
(2)自分のニーズを明らかにする
(3)他人にものを頼むときは“インセンティブ”を考える
ということになるでしょうか。