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2010年 05月 04日

学ぶことそして働くこと⑥

ライフプランニング公式ブログの読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの瀬尾由美子です。

今日は5月4日。ゴールデンウィークも明日で終わりですが、皆さんはこのゴールデンウィークをエンジョイできましたか?
旅行にお出かけの方、田舎に帰省された方、わが家で休養された方などいろんな過ごし方をなさったことでしょうね・・・。

私は4月から1人暮らしをはじめた娘のマンションを訪ねています。
自宅では家事は母親任せだった娘が、1人でなんとか暮らしている様子を確認して、一安心しています。

ところで先週は、将来の仕事を考えてどんな勉強をすればいいのか考えましょうというお話を紹介しました。

今日は、古代エジプトの研究で有名な考古学者の吉村作治先生のお話を紹介したいと思います。
このお話は、金融広報中央委員会が発行する広報誌の「くらし塾きんゆう塾」に掲載されていました。

吉村作治先生と古代エジプトとの出合いは、小学4年生の時に読んだ「ツタンカーメン王の秘密」という1冊の本。
この本は、20世紀最大の考古学的発見といわれるツタンカーメン王の墓を発見した、エジプト学者ハワード・カーター氏の伝記だったとのこと。

この本と出合い、吉村少年は古代エジプト遺跡の魅力とその発掘にかけるロマンに惹かれていき、エジプト行きへの夢を膨らませたそうです。
まだ小学生だった吉村少年は、その後担任の先生にエジプトへの憧れについて相談すると、担任の先生から考古学者への道を勧められたとのこと。

考古学者となるためには、東京大学で学んだほうがいい事。
さらに東京大学に合格するためには、学力レベルの高い高校、中学へ進むべきだとのアドバイスがあったそうです。

吉村少年は、担任の先生に支えられながら猛勉強を開始。
その結果、東京学芸大学附属大泉中学・附属高校へと進学し、東京大学を受験するも、残念ながら不合格。
その後も東京大学進学を目指して、チャレンジを続けられましたが、3度目の挑戦も不合格。お母様kからのアドバイスもあり、東京大学進学を断念し、早稲田大学に入学されたとのこと。

早稲田大学入学後は、念願のエジプトの調査をするために、大学内で「エジプトへ行こう!」まず仲間を募ったそうです。
また、資金援助をしてくれる支援者を求め行動し、指導してくれる教授を探と多くの困難を乗り越えエジプト行きが叶いました。

その後も数々の苦労をしながら東洋人としては初めて、発掘権を正式に取得することができ、やがてエジプト考古学史上に残る大発見を成し遂げることができたそうです。

詳しくは金融広報中央委員会の「知るぽると」で見ることができますので、ぜひご覧頂きたいのですが、このインタビューを読んだとき、まさにこれだと思いました。

小学4年生で読んだ本に感銘を受け、そのことをご両親や学校の先生などの周りの大人たちに相談したら、そんなことは無理だという否定ではなく、そのためにはどうしたらよいかを真剣に考え、アドバイスがもらえたこと。

そのアドバイスを素直に受け止め、困難が立ちふさがってもあきらめず努力を続けた結果、念願のエジプト行きを果たすことができた。
すばらしいことだと思います。072.gif

私たちも、第2第3の吉村少年を支えることができるようなアドバイスができれば、最高ですね・・・。058.gif
by lifeplaning | 2010-05-04 11:42 | 瀬尾 由美子
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