人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Woman.excite Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ

2010年 05月 21日

債務者支援にFP手法が有効!~FP平川のつぶやき

ライフプランニングブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの平川すみこです。

最近、私の周囲でもにわかに、改正貸金業法の完全施行の話題が
盛り上がってきています。

今更、新しい話題でもないのですが、
いよいよ完全施行の影響がどうでるか恐々としているようです。

そんな中、先週末にFPの勉強会にて、
「自治体におけるFPの役割」というテーマで
債務者のライフプラン支援に取り組む自治体の紹介と
FP的手法の有効性、FPの関わりについての話を
うかがうことができました。

大筋の内容をTwitterでつぶやきましたので
それをこちらへ再掲したいと思います。

【Twitter】
5月15日に参加したFPの勉強会の内容をツイートします☆
テーマは「自治体におけるFPの役割」。多重債務者の
ライフプラン支援に取り組んでいる自治体の実例と、
そこにFPがどう関わっていけるかという内容でした。
講師は実際に自治体とコラボして支援活動を行っている方。

その自治体でのライフプラン支援の始まりは、税金滞納問題の解決のため。
(追記:ちなみに、この自治体は佐賀県の伊万里市です。)
住民税や固定資産税の税金滞納の原因は大きく分けて2つ。
①払いたいけど払えない経済破綻型②払えるけど払いたくない人格破綻・浪費型。
②は自ら気づかないとダメだけど、①に対してはFP手法が特に有効。

FP手法で、収支状況を聞き取ってライフプランの見直しを行う。
ライフプランを甘く見積もっている(だから税金滞納や借金をしてしまう)方が
多いので、しっかりと見直してあげるFP的存在が必要。
その上で、収支の見直し、定期的面談による見直しを行っていく。

そのため、その自治体では職員もFPの勉強をし、資格取得をしているとか。
講師の方は委託を受け相談員として携わっていらっしゃって、
24時間いつでも電話でも相談を受けるようにされているそうです。
必要に応じて他の専門家も共に、もしくは紹介。

改正貸金業法の影響は大きい。法では消費者(資金需要者)の保護と
いっているが、誰が保護するのか語られていない。多重債務問題は
解決してきているが、今後借入れできない個人・事業者が拡大。
でも、セーフティネット金融が出来上がっていない。
家計およびイベント資金に影響が。

収入も増えず減る時代。家計の見直しが必要だが機会がない
(=どこに相談に行けばいいか、FPと出会う機会がない)という問題も。
税金滞納者は自治体へ相談に行きづらい。税金の督促をせず、
まずはライフプランの見直しを行うことをアピール。
認知されれば相談者は増える。

そういった自治体の取り組みは今後さらに広がっていくだろう。
自治体におけるFPの役割も重要になっていく。
・・・大筋では以上のような内容でした☆
ライフプラン提案による生活改善で税金の自主納付につなげる。
なるほどね☆どこにでもFP手法って有効なのよね♪♪♪


以上。FPとして関わっていけることがたくさんあり、
また生活者のライフプラン支援に重要な役割を担うことになるのかも
改めて気づかされた勉強会でした。
by lifeplaning | 2010-05-21 23:45 | 平川 すみこ
Copyright c 1997-2009 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.