2010年 09月 28日
預金保険制度(ペイオフ)ってどういうこと?③
ファイナンシャルプランナーの瀬尾由美子です。
早いもので今週で9月も終わりになりました。私の職場の近くの小学校では運動会の練習が行われているようで、賑やかな音楽とお子さん達の歓声が聞こえてきます。
子育てが終わったわが家としては、運動会を見に行くこともなくなりましたので、すこしだけ物足りない思いを感じています。
さて、先週は預金保険制度には①資金援助方式と②ペイオフ方式があることを紹介しました。今日は、預金保険制度で保護される金額について紹介したいと思います。
もちろんみなさんご存知のとおり、元本1,000万円とその利息が保護されるのですが、種類によっては全額保護される預金もあるのです。
「無利息、要求払い、決済サービスを提供できること」という3つの条件も満たす預金を決済用預金といいますが、この預金については全額保護とされています。
具体的には、「当座預金・決済用普通預金」などがあります。
当座預金は法人や個人事業主の方が、仕事上の資金の決済をするために手形や小切手を振り出して支払いをするための預金なのですが、どんなにたくさん預けていても利息はつきません。
また、各銀行によって呼び名は違うのですが、決済用の普通預金の場合も利息がつきません。
「決済用サービスが提供できる」というのは、公共料金等の自動支払いなどが利用できるということです。
つまり、どんなにたくさん預けていても利息はつかないし、いつでも引き出せるし、公共料金等の自動支払いも出来る口座だったら全額保護されるということなのです。
私たちにはあまり関係ないかもしれませんが、宝くじが当たって銀行にたくさん預ける時は知っていたほうがいいかもしれませんね・・・。
最後に預金保険機構のホームページに、「まんがでみる預金保険制度」というものがありました。預金保険機構というとお堅いイメージがありますが、まんがでわかりやすく伝えたいということなのでしょうね。ご興味がおありになる方はご覧になってくださいね。