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2011年 12月 02日

かわいいわが子に教育費をかけすぎないで!のすすめ。

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの當舎です。

暖かかった11月から一転、12月に入るといきなり、寒くなってきましたね。
まだ、インフルエンザは流行っていませんが、体調に気をつけて、
無事に年末まで過ごしたいものです。

今日は、子どもの教育費について考えてみたいと思います。
最近、我が家の周囲でも、塾通いが増えてきました。
そこで、ちょっと気になるのが、
「親ができないから、塾に行かせる」という言葉です。
もちろん、普通の親は、教えるというプロではありませんので、
当然の言葉ではあります。
そして、家計に余裕があるのでなく、子どもが行く気になっているから、
行かせてあげるという状況も分かります。

でも、ちょっと待ってください。
教育費というのは「減らす」ことが難しい費用です。
一旦かけ始めると、途中で節約するということは考えにくくなります。
とりあえず、受験をさせるのに「必要だから」かけて、
万一、大学受験で4年間奨学金を借りるということもあるかもしれません。

条件に合致して、無利息の第一種奨学金を運よく借りられたとしましょう。
1か月45,000円を借りると、4年間で216万円。
もし、月賦12,857円にして返済すると、実に168月(14年)です。
この14年の間には、結婚することもあるでしょうし、
住宅取得を考えることもあるでしょう。
また、子どもが小学受験や中学受験をすることも
あり得ます。
こんな状態では、自分の老後資金の積み立てをするどころではないですね。

ここで、奨学金を借りる際の注意点もいくつかあげておきます。
奨学金を借りる際に、生計を別にしている連帯保証人を立てる必要があります。
昨今、親戚や兄弟でも、一旦別生計になってしまうと、
保証人を頼みにくいものです。
機関保証という手もありますが、そうすると、返済金額に上乗せして、
借金が増えるわけです。
また、一旦は、親戚に連帯保証人を頼んだものの、
途中で死亡したなどのやむを得ない理由で保証を機関保証に変更する場合には、
必要な保証料をまとめて支払わなければなりません。
次に、住宅であれば、団体信用保険に加入していますので、
住宅取得のための住宅ローンが本人の死亡で返済不要となりますが、
奨学金の借金は残ります。
大事な配偶者や子供に迷惑をかけることになります。

私も、ついつい「子どものために」と、
財布のひもが緩くなることはありますが、
自分の老後を守るためにも、出来るだけ借金を少なくする教育資金プランを考えておきましょう。
by lifeplaning | 2011-12-02 00:30 | 中村 真佐子
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