2012年 06月 06日
いばらの道?
ファイナンシャルプランナーの矢澤理惠です。
このブログをご覧のみなさんはご存知だと思いますが、「ファイナンシャルプランナー」という言葉、世の中にはあまり浸透していません。
お仕事は何ですか?と聞かれて、「ファイナンシャルプランナーです」と言った時、「あぁ」と納得してくれる方はまだほんの一握り。
職業として認知されるまではまだまだかかりそうです。
原因としてまず何をする人か、言葉から全く読めないことがあります。
英語のFinancial(ファイナンシャル)を和訳すると、「金融」。
直訳すると「金融を立案する人」。
そこから資産運用のアドバイスとなってくるわけですが、資産運用というと多くの方が「自分は資産というほどのものはないから関係ないな。」と言われます。
本当はその方その方のライフプランを立てた上で、今後必要な金額を試算し、その目標に向かってどう準備したら良いかといったアドバイスをするのですが、今の日本にはアドバイスに対して報酬を払う文化がありません。
金融機関の窓口に行けば自社商品を利用してもらうことと引き換えに無料でアドバイスが受けられるから、ということもFPの仕事が認知されない要因の一つだと思います。
自分で商品を売らない、完全なお客様サイドに立ってのアドバイス、本当はとても重要なことだと思うのですが・・・
7月に開催されるセミナー講演者からの一言!の一節。
「僕の前には道が無い、僕の後ろには道は出来る・・・」高村光太郎(道程より)
是非、ファイナンシャルプランナーとはどんなものか、聞きにいらしてください。