2012年 10月 23日
中古住宅購入費とリフォーム費、一本化ローンの取扱開始
ファイナンシャルプランナーのキムラミキです。
前回は、中古住宅購入時に
リフォームするときの注意点についてお話しました。
簡単におさらいをしておきますと、
従来は、リフォームに係る費用が
住宅ローンで借り入れができない場合、
リフォームローンを利用することになり、
負担が重くなる可能性が考えられました。
その状況を解決するツールとして、
最近、中古住宅購入費とリフォーム費のローン借り入れを
一本化することのできる住宅ローンも登場!!
今まで、住宅購入費用部分と
リフォーム費用の2本のローン手続きを
便宜上、まとめて進めることのできる住宅ローンは
既に大手都市銀行では取り扱いがありました。
しかし、それとは全く別物で、
最近、新しく登場したのは、某信託銀行が取り扱う住宅ローン。
これは、リフォーム費を
住宅購入の付帯費用として一体的に取り扱うことで、
住宅購入費と同じ金利での融資を可能としたものです。
利用に当たっては、ローン仮申込の段階で
リフォーム工事の見積もり書を提出する必要があるものの、
このローンの借入れ可能額は担保評価額の120%となっていますので、
通常の住宅ローンは担保評価額の100%~110%であることを考えると
検討に値すると言えます。
ただし、まだまだこの住宅ローンを
利用できる場が少ないのが難点。
今後、政府の方針である、
「良質の中古住宅のストックを増やしていく」ことを実現して行くために、
ワタシは重要なツールであると考えていますので、
今後、取扱金融機関が徐々に増えてくることに期待します!