人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Woman.excite Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ

2013年 04月 22日

生命保険料の決まり方2

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャル・プランナーの田中尚実です。

前回お伝えしたように、生命保険の保険料は、大数の法則と収支相等の
原則に基づいて、3つの予定基礎率を用いて算出されます。
(生命保険料の決まり方1)

3つの予定基礎率とは、予定死亡率、予定事業費率、予定利率です。

予定死亡率

「保険料が上がるから誕生日が来る前に保険に入った方がいいよね?」
とOLさんが言っていました。
年齢が上がると保険料も上がると皆さんも理解されているように、
保険料には予定死亡率が反映されています。

予定死亡率とは、一定期間にどれくらいの割合で人が死亡するのかを
予測したものです。
これは、日本アクチュアリー会が出している生保標準生命表をもとにして、
性別、年齢別に算出されます。

もう少し詳しく説明しますと、生命保険会社は将来の保険金の支払いに
備えて、責任準備金というお金を積み立てておくことを義務づけられており、
その計算をする時に使われるデータの一つが、日本アクチュアリー会が
出している生保標準生命表です。
各生命保険会社が保険料をいくらにするか決める時に使う予定死亡率に
生保標準生命表を使う義務はありませんが、責任準備金の計算に用いられ
ているため、これが保険料に反映されることになります。

10歳位迄は、上の年齢より下の年齢の子の方が死亡する確率が高いなど
バラツキはありますが、年齢を重ねるごとに死亡率というのは上がって
いきます。
死亡率が高ければ、保険会社にとっては保険金の支払いが多くなるので、
その分保険料を多目にもらっておく必要があります。
ですから、歳をとると保険料が高くなるという訳です。
by lifeplaning | 2013-04-22 06:57 | 田中 尚実
Copyright c 1997-2009 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.