2013年 06月 28日
利用してみよう!「がん制度ドック」
ファイナンシャルプランナーの川崎由華です。
先日の6月21日の夏至の日は、「がん支え合いの日」(NPO法人キャンサーリボンズが制定)という社会全体でがんのことを考え、お互いに支え合う日であったことをご存知でしょうか。
この日を記念し、6月は全国のがん診療連携拠点病院など数多くの医療機関で、がん患者さんやその家族を中心としたイベントが開催されました。
がん患者さんが自分らしい生活を送るための支援になるようなセミナー、患者さんの癒しになるようなコンサートやマッサージ、日ごろ不安に思うことを相談できるコーナーなど、各医療機関で盛況だったようです。
昔に比べ、がんは良くも悪くも身近になりましたが、がんと診断された時に動揺しない人はいないでしょう。
家族のことをはじめ、仕事のこと、治療費のことなど、お金の問題を不安に思うことも多いでしょう。
また、命との戦いだと思われていたがんが、医療が進んだことで、今では慢性疾患と言われるほど、長く付き合っていく病気だという認識に変わってきています。
少しでもこれまでの生活を崩すことなく、自分らしい生活を続けられることが望まれますが、治療や病状によっては、抗がん剤が想定外に高価だったり、仕事が続けられなくなって収入が減ってしまったり、経済的な悩みも出てくるでしょう。
そのような場合に、利用できる制度や保険はどんなものがあるのか、まず自分自身で知っておくことができれば、安心もできますよね。
制度を知らなくて損をしてしまったり、お金の悩みを抱えて治療をあきらめてしまうことのないように、少しでも多くの患者さんの手助けができたら…そんな思いがこめられたウェブサービス『がん制度ドック』が先日誕生しました。
がんと診断されている方が、自分の現状では、公的なもの民間なものをどちらも含めて、どのようなお金に関する制度を受けることができる可能性があるのかを一発で検索でき、その制度の詳細、申請先や申請方法まで教えてくれます。
是非一度お試しされてみてはいかがでしょうか。