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2013年 09月 02日

年金改正いろいろ6

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャル・プランナーの田中尚実です。

引き続き、昨年成立した公的年金の諸々の改正についてです。

年金額の特例水準を3年かけて解消

公的年金の年金額は、実質的な価値が保たれるよう
物価の変動に応じて年度ごとに見直すことになっています。

しかし、平成12年から平成14年までの間、消費者物価指数が下落していた
にもかかわらず、経済状況への配慮といった名目により、特例法でマイナス
の改定は行われず、年金額は据え置かれました。
その後も物価の下落が続いたことにより、現在は本来より2.5%高い水準の
年金額が支給されています。

これにより、本来の給付水準に比べて毎年約1兆円の給付増となっており、
累計すると、約7兆円(基礎年金・厚生年金の合計)の過剰な年金
給付となっていると指摘されています。

そこで、現役世代の将来の年金額の確保につなげると同時に世代間の公平を
図るため、年金受給者の年金額を本来の水準に引き下げることになりました。
平成25年度は-1%、平成26年度は-1%、平成27年度は0.5%と段階的に
年金額を引き下げる予定です。

老齢基礎年金の満額額を例にとると、
現在その額は786,500円ですが、
平成25年10月に778,500円、
平成26年4月に770,400円、
平成27年4月に766,400円になる予定です。
by lifeplaning | 2013-09-02 11:19 | 田中 尚実
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