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2013年 09月 27日

保険証券を確認しよう「定期付終身保険」

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの川崎由華です。

保険の見直しのご相談でよくお声を聞くのが「昔に主人が入っていた保険が更新型だったみたいで、もう少ししたら保険料が高くなるんです」というお話。
保険会社からの連絡で、近々保険料が急に倍くらいに跳ね上がることを知って驚き、保険証券を見てもよく分からないし、加入されている保険の仕組みもよく分からないとおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

このようなお話の場合、加入されている保険商品名のほとんどは「定期付終身保険」となっているでしょう。
保険商品名は、保険証券の最上段部に記載されていることが多いです。

これは、何歳で亡くなっても保障される「終身保険」に、一定期間だけ保障される「定期保険」がオプションとしてついている商品です。
つまり、オプションは外す(解約する)ことはいつでも可能ですが、メインである終身保険だけを外すことはできず、終身保険を解約した時点で定期保険も消滅します。

保険商品名を確認したら、次に、終身保険部分と定期保険部分の保障はそれぞれいくらなのかを保険証券から読み取ります。
例えば、終身保険が200万円、定期保険の部分が3,000万円と、定期保険の保障の方が圧倒的に高額であったとしても、あくまでも定期保険はオプションです。

そして、その保障に対する保険料は、それぞれいくらずつ支払っているのかを確かめます。
保険料を支払う時には意識をしないことですが、メインの保障に対していくら、オプション一つ一つに対していくらと保険料がついていて、それらの合計額を支払っているのです。
オプションが多い場合、メインの保険に対する保険料よりも、オプションの保険料の方が高いといったこともよくあります。

この時、メインの終身部分については払込期間中ずっと同じ保険料になるように初めに計算されているのに対し、オプションの定期部分は10年もしくは15年といった更新時に再計算されることが前提で計算されています。
また、たいていの場合、オプションに更新型の医療保障もついていることも多く、医療保障分の保険料の値上がりが響いていることも多いです。
保険証券を見ると、「〇歳更新 △△円」と更新後の保険料が記載されていると思いますが、つまり、メインの終身保険部分の保険料は変わらず、この更新型であるオプションの保険料が更新時の年齢で加入し直すとして計算されるために、保険料が値上がりした結果なのです。

このような更新型の保険に加入されている場合には、いったいどの保障に対して、いつどのくらい保険料が上がるのか、オプションの一つ一つを確認し、新しい保険に入り直すことも含めて、自分に必要な保障を再検討してみることが大切です。

保険証券に記載されている言葉は、普段使わないような専門用語が多いうえ、一体その言葉がどんな状況を指すのかと細かい字を追ったとしても、具体的なことまでは記載されておらず、分かりにくいかもしれません。
その時は、あなたの立場でアドバイスできるファイナンシャルプランナーにお尋ねください。
分からないからとりあえず今はこのまま更新しておこうと、決して妥協されませんように。
by lifeplaning | 2013-09-27 00:00 | 川崎 由華
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