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2014年 06月 25日

がん患者さんの仕事とお金のお悩み相談室

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
マイアドバイザー®jp登録ファイナンシャルプランナーの川崎由華です。

先週水曜日の6月18日、私は兵庫医科大学病院で開催された『がん治療生活を支える~仕事とお金のお悩み相談会~キックオフ講演会』に参加し、がん患者さんのお金の相談をお受けするファイナンシャルプランナーとして、がんライフアドバイザーとして、これまでお受けした相談事例の発表をさせていただきました。

兵庫医科大学病院では、国のがん対策基本法のがん相談支援センターの要件に、がん患者さんの就労支援が追加されたこともあり、定期的な相談会の場を設けています。

これまで私は、その相談会の場で、社労士さん、看護師さんと共にがん患者さんのご相談をお受けしてきました。

がん治療で体力が奪われたり、副作用で体が思うように動かなかったりして、これまで通り仕事ができなくなったしまう患者さん、働きたい気持ちはあるのに職場から退職を促されてしまった患者さんもいらっしゃいました。

これまで通り仕事ができないというのは、いくら傷病手当金や私傷病休職制度で給与の一部を受け取っていたとしても、確実に収入は減ってしまいます。

そのうえ、いくら高額療養費制度を利用したとしても毎月何万円かの医療費、それ以外の通院費や自己ケアのためのお金を何ヶ月、何年も支出し続けなければいけない状況は、患者さんの家計にとって非常に負担の大きなものです。

がん患者さんのお金の悩みが、治療への気持ちを萎えさせたり、家族との関係がギクシャクすることに繋がっているケースもあります。

そして実際、ご相談をお受けしていく中で、漠然としたお金の不安が解消されたことで治療を受け入れられた患者さんや、家族のためにこれからの自分の生きがいを見つけられた患者さんの姿を見てきた私としては、悩めるがん患者さんがいる限り、このような相談会はたくさんの場で行われるべきだと思っています。

しかし、がん患者さんのご相談をお受けするというのは、ファイナンシャルプランナーや社労士の資格を持っていたら誰でもができるという簡単なものではないとも思っています。

なぜなら、就労支援を行うにしても、このがんで、このステージで、この治療をするということは、どのくらいの治療期間になるのか、どんな副作用が出てくるのかまで頭に入れたうえでお話をお伺いしていかないと、患者さんに適切なご提案もできないため、医療の知識も必要になるでしょう。

それに、ただ単に保険をどう使えばいいとか、公的制度はどう使えるとか、そんな簡単な話ではなく、患者さん自身の想い、家族との関わり、生き方を加味した上で、どうご提案していくかが大切になるのではないでしょうか。

また、命を預け、預かり、医療を施す場に、医療従事者以外が関わることの重みを感じ、きちんと場を踏まえたうえで取り組むべきことだとも感じています。

私自身、まだまだ勉強も経験も必要ではありますが、この講演会を機にまた気持ちを新たにし、誠心誠意、がん患者さんと向き合っていきたいと思います。
by lifeplaning | 2014-06-25 00:00 | 川崎 由華
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