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2016年 07月 13日

「個人型確定拠出年金」加入を考えている方へ

「ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
マイアドバイザー®jp登録ファイナンシャルプランナーの浅川陽子です。

確定拠出年金制度には「企業型」と「個人型」の2種類がありますが、このうち、自営業者や勤務先に企業年金制度がない会社員が対象であった「個人型」の、加入対象が拡大になり、主婦や公務員も平成29年1月から加入できるようになりました。また、すでに、企業型で加入している人もさらに「個人型」加入が可能になりました。

<現在、「個人型」加入者は多くない?>
平成28年5月現在、「企業型」の加入者は約548万人に対して、「個人型」の加入者は26万人(自営業が約7万人、会社員が19万人)と、「個人型」の加入者数は「企業型」に比べてかなり少ないといえます。
「企業型」は事業主が導入を決定すれば、規約を作成し、それにより従業員全員を加入させる場合、一定基準(年齢等)の従業員を加入させる場合、従業員の選択で加入できる場合と、いろいろな加入がありえるものの、実施企業が増えれば、「企業型」の加入者は増えていきますが、「個人型」の場合は、あくまでも任意加入ですから、個人が加入しようという意思が必要になります。

「個人型」確定拠出年金制度の加入目的は、「公的年金を補完するものとして将来の老後資金を自ら作っていく」ということで、加入すると税金優遇等のメリットもあるにもかかわらず、加入者がそれほど多くないのには、やはり制度の認知と理解が進んでいなかったともいえるかもしれません。今回の制度改正に伴い、金融機関も「個人型」加入者獲得に向けて、本格的に動きだすのではといわれています。

<3つの節税効果>
確定拠出年金制度に加入した場合の大きなメリットは、「掛金拠出時」「運用時」「受取時」の3つの局面で税制上の優遇を受けられるということです。
「掛金拠出時」…所得控除の「小規模企業共済等掛金控除」が適用になります。例えば、毎月1万円、年間で12万円の掛金を拠出した場合、12万円全額が所得控除になるので、仮に所得税率5%、住民税率10%の場合では、18,000円の税金が軽減される計算になります。
「運用時」… 運用益については非課税です。
「受取時」… 一時金で受け取る場合は「退職所得控除」、年金で受け取る場合は公的年金と合算の上「公的年金等控除」の適用があります。

<コスト>
主な費用としては、加入時と毎月の管理費用等がかかります。運営管理機関(金融機関)に払う毎月の口座管理費用は、金融機関ごとに違いがありますが、現時点では月額500~600円程度に設定されている所が多いようです。また、受取時、年金で受け取る場合は振込手数料も毎回発生します。

<金融機関の選択には>
どの金融機関で加入するか悩むところです。手数料の安さで選択することもあるでしょうが、運用面でいえば、運用商品のラインナップや運用に関する情報・投資教育の提供なども考慮にいれておくべきでしょう。

<運用についての注意点>
確定拠出年金のための運用商品には、「元本確保型商品」と「リスクを伴う商品」とが含まれています。収益性(リターン)を考えるのであれば、「リスク(リターンのブレ)を伴う商品」を組み入れていく必要がでてきます。

リスク(リターンのブレ)をコントロールするコツは、「分散投資」と「長期投資」です。
「分散投資」では「投資対象」と「投資タイミング」の2つの分散が考えられますが、「確定拠出年金」では、毎月一定額で運用商品を継続購入(ドル・コスト平均法)していくため、「投資タイミング」の分散は意識しないでもすむといえます。

「投資対象」の分散は債券と株式(不動産等も入る場合も)を国内と海外のもので分散する方法が一般的です。株式や海外のものの比率を上げていくとリターンは高くなりますがリスクも高まるといわれています。

「確定拠出年金」は、原則60歳まで引き出すことができないので、実際、長期投資にはなる場合が多くなります。「確定拠出年金」の投資教育などでよく使われているデータでは、国内外の債券・株式の4資産を4分の1ずつ分散して10年間運用継続すると、マイナスの発生する確率はかなり小さくなるといわれています。

<確定拠出年金はメンテナンスが大事>
確定拠出年金は、自らの年金を作っていくための制度です。長期投資だからといって、運用商品を決定してそのまま放置しておくことはお勧めできません。定期的に、自分の運用成果をチェックし運用の見直し(商品の入替え、割合の変更)をしていくことが重要です。ただし、頻繁に見直しなどできないという方には、そういう方向けの商品(バランス型の投資信託等)もあるので、自分にあった商品を選ぶようにしましょう。

「確定拠出年金」加入は、投資について勉強するよい「きっかけ」になるともいわれています。税金面でのメリットも大きいので、ぜひ、制度の活用者が増えることを期待したいものです。
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by lifeplaning | 2016-07-13 00:00 | 浅川 陽子
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