2009年 08月 28日
生命保険について~生命保険の必要性
ファイナンシャルプランナーの佐藤涼子です。
前回は、生命保険のはじまりについてお話しました。
今回は、なぜ生命保険が必要なのかについてお話していきます。
「保険」とは、そもそも「リスク」に備えるためのものです。
この「リスク」は、私たちの周りに多く存在しています。
万が一のことが起こってしまった場合、
病気になって入院してしまった場合などがリスクとして挙げられます。
そして、万が一のことが起こってしまった場合、67.5%の人が、
残された遺族の生活に対して不安感があると答えています。
(生命保険文化センター平成19年度「生活保障に関する調査」より)
万が一のことが起こってしまうと、それまでの生活に急激な変化が訪れます。
生活の収入と支出のバランスが大きく崩れてしまいます。
では、バランスをとるためにはどうしたらよいでしょうか?
預貯金や有価証券がある!と思われる方もいらっしゃると思います。
もし、一家の大黒柱である方に万が一のことが起こった場合、
今後の生活において、どれくらいのお金が必要になってくるでしょうか?
その人が今後得られたであろう収入。
その収入全てを必要保障額として考えればよいのでしょうか?
必要保障額は以下のようにして考えることができます。
1.今後必要な支出を計算する(遺族の生活費、子どもの教育資金、住居費など)
2.今後見込まれる収入を計算する(遺族の勤労収入、公的遺族年金、
福利厚生制度による一時金など)
3.既に準備してある資金を計算する(貯蓄、準備済みの保険など)
今後必要な支出-(今後見込まれる収入+既に準備してある資金)=必要保障額
このように考えてみると、預貯金や有価証券だけで必要保障額を賄える
という人は少ないのではないでしょうか?
そして、必要保障額は、生活や環境、職業、収入によって様々になることが
わかると思います。
このように、保険を考えるということは、ライフプランを考えていく上でも
とても大切なことです。
これを機に、ご自身のライフプランを考えてみませんか?