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2009年 10月 23日

過払い利息は巡り巡って・・・~FP平川のつぶやき

ライフプランニングブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの平川すみこです。

ただいま大阪に向かう新幹線の中です。(エントリーは降りてからですが・・・)
大阪に行くのは今年2月以来で久しぶり。

新幹線がとまるのは「新大阪」ですが、
そこからの移動がちゃんとできるかどうか不安です。

というのも、実は私は方向音痴。
そのくせ超お気楽者なので、多分こっちだろうと進んで
あ、逆だったということもしばしば・・・

もちろん、仕事のときは迷って遅れると大変なので
目的地までの地図は必需品。首っ引きになって移動しますけどね。


さて、最近「過払い利息の返還請求」が話題になっていますね。
「過払い利息の返還請求」自体は、数年前から行われていますが、
ここにきてそれに絡んだ問題が発覚!!

「過払い利息の返還請求」というのは、払いすぎた利息を
消費者金融会社などに返してくれと請求すること。

平成18年1月の最高裁で、出資法の上限29.2%と
利息制限法の上限(借入の金額に応じて15~20%)の間の
金利(いわゆるグレーゾーン金利と呼ばれるもの)を
原則認めないという判決が下されました。

これによって、15~20%を超える金利で利息を払っていた場合は、
払い過ぎたことになるため、返してくれと請求できるようになったのです。
(実際には15~20%を超える金利での利息はまず元金の返済にあてられたとして
再計算し、払う必要のなかった利息分が請求できます)

この「過払い利息の返還請求」は、お金を借りていた本人でもできるのですが、
請求額を計算したり、自分で消費者金融会社等に請求して交渉するというのは
心理的にも負担があり困難でしょう。

そこで代理権を持った弁護士や認定司法書士が
依頼を受けて返還請求を行うわけですが・・・

問題というのは、ココからです!!

「過払い利息の返還請求」は、弁護士や認定司法書士にとっては
またとないビジネスチャ~ンス。
訴訟に及ぶことはほとんどなく、とても楽でいい稼ぎ口らしく
「過払い利息の返還請求」の依頼ばかりを受ける弁護士等もいるんだそう。

皆さんもよく、電車の中や新聞、ネット上でも弁護士や司法書士の
「過払い利息を取り戻しましょう」「借金整理できます」といった
広告を目にしているのではないでしょうか。

まさに「過払い利息請求ビジネス」花盛りで、
さぞかし儲かってるんだろうなあと思っていたら、
昨日の毎日新聞の朝刊にこんな見出しの記事が!!

『弁護士ら所得隠し 総勢697人79億円』

全国の国税局が今年6月までの1年間に行った税務調査の結果、
「過払い利息の返還請求」を手がける弁護士、司法書士に
所得隠しや申告漏れが見つかったのだとか。
これによる追徴税額は26億円。

いくら税金をたくさん払いたくないからって言ってもねえ
こんなに所得隠して脱税しちゃダメでしょ。

それも“法律の専門家”である弁護士、司法書士がやっているから
余計にタチが悪いと思ってしまうのは私だけではないはず。

それに、こんなに大勢がやっちゃって
(まさか、みんなで渡れば恐くない的発想じゃないよね??)
ちゃんと申告して納税している弁護士さんや司法書士さんまで
同じような目で見られることにもなりかねないのが残念です。

ところで、この消費者金融会社などが返還している「過払い利息」って、
大抵の場合、お金を借りてた債務者に戻るのは一部で、あとは
返還請求の報酬を受けた弁護士、司法書士に、
そしてその報酬から支払われる税金で税務署にも行くわけですね。

消費者金融会社にとっては利息が売上げですから、それに対して
ちゃんと法人税等を支払っていたはず。
(以前は消費者金融の社長が高額納税者に名を連ねてましたっけ)

なのに、今では、その利息の一部は払い過ぎだったからと
請求されれば戻さなければならず、その過払い利息の一部は税務署へ・・・

これって、考えてみるとなんか変な感じ、と思ってしまう私もヘンでしょうか。
by lifeplaning | 2009-10-23 13:00 | 平川 すみこ
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