人気ブログランキング |
Woman.excite Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ

2009年 10月 26日

住宅ローン:日本の財政と国債と金利

ライフプランニングブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの大山潤です。

住宅ローン、「返済困難」続出 大手銀が対応強化(nikkei.netより)
勤め先の業績悪化で収入が減り、住宅ローンの返済が困難になる人が目立ち始め・・・・・国民生活センターによると、「勤務先に解雇され、住宅ローンを返せなくなった」といった住宅ローン関連の相談は4月以降、1625件。前年同期(1112件)より約5割増えた。


これは住宅ローンを借りている人の経済状況が悪化して返せなくなってしまうケースですね。

今後もしも経済環境、雇用環境が悪化しなくても継続することになれば、返済が困難となる住宅ローン契約、そして売りに出される不動産物件が増えていくことが予想されます。

さて住宅ローン返済を苦しくしてしまう要因には、金利の上昇もあります(耳にタコだとおもいますが)。

すくなくともこれまでの日本の経済状況(デフレ)や国の財政状況を考えれば、めったなことでは大幅に金利が上昇することは考えられなかったし、今後もその状況は続く可能性はたかいでしょう。

例えば、日本の経済状況が好転し、大部分の企業業績が好調で、失業率も下がり、働く人の所得は伸び、物やサービスがどんどん消費され、不動産の価格も上昇するような好景気の中での金利上昇というのは、ちょっと想像できませんし、残念ながら当分の間見ることができないでしょうから。

とはいえ、これまでの低金利に経済状況と同じく一役買っていた国の財政面からみた金利は、新しい局面に入ろうとしている可能性があります。

住宅購入に関わったことのある方であれば、国債の金利と住宅ローンの金利の関係はご存知でしょう。

さて日本の財政の苦しさは、世界でもトップクラス、少なくとも先進国の中ではダントツです。
それでも国債を発行して借金を増やすことができたのは、借金の引き受けても同じく日本人だったからでしょう。
日本人の公的サービスを維持するのために、日本国が同じく日本人から借金している状態。

現在は、例えば金利1%前半で10年間お金を貸して欲しい(10年国債)、といえば国内の金融機関がお金を貸してくれています。

今後もデフレが続くという見通しに加え、すでに預金・保険料の多くを国債という形で保有している金融機関には、それを支え続けようとするインセンティブも働くでしょう。

ただどこかに、「これ以上は国債を買いたくない(貸したお金を返してもらえないかも・・)」と判断させてしまうような限界点は存在するはずです。
それは毎年の国債発行額かもしれませんし、これまでの累積された国債残高かもしれません。

それでもなお国債を消化するためには、金利(リスクをとったことへの見返り)を上げる方法しか残されていないのではないでしょうか。
ある日突然、支出が激減(公共サービスカット?)したり、収入が増加(増税?)しない限りは。

(唐突ではございますが)
ということで、もしも変動金利(低い金利)を、融資額が増やせるからという目的で選択されている方、これから選択しようとされてる方には、ぜひ国の財政面にも注目しておいていただきたいなと思った次第です。
by Lifeplaning | 2009-10-26 10:59 | 大山 潤
Copyright c 1997-2009 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.