2009年 11月 06日
生命保険の甘い?誘惑~FP平川のつぶやき
ファイナンシャルプランナーの平川すみこです。
11月ですね~
今年もあと2ヶ月をきりました。
皆さん、今年立てていた計画や目標は達成できましたか?
私は・・・達成できたものもありますが、
今のところまだできていないものも!!
残りの日々でできる限りがんばりたいと思います。ファイト~!
さて、11月は生命保険と損害保険の月なんですよ。
みなさん、ご存知でしたか?
なんでも、生命保険協会が生命保険の思想を広く普及する目的で
1947年に11月を「生命保険の月」と制定し、
1962年には、日本損害保険協会が「火災保険の月」
(1965年に「損害保険の月」に改称)と制定したのだとか。
だからなんなんだ、って感じですが
この「生命保険の月」にちなんでなんだか、
各保険会社では新規、継続のセールスが強化されます。
なんか最近やたらに保険のセールスが多いわねえ
というのは、「生命保険の月」だからです!!
新規加入の勧誘はモチロンですが、
既存の契約でも、「転換」を勧められたりといった
ことが多くなるのではないでしょうか。
某外資系生保の営業マンの方が、
お客様の既存契約の保険証券をチェックすると
11月に加入しているものが圧倒的に多い!
とおっしゃっていたくらいです。
あとは、誕生月の前月、前々月あたりからと
半年前あたりにセールスを受けるということも多いでしょう。
これは、誕生日がきて年齢が1歳上がることによって
保険の契約の際に、年齢ごとの保険料になっている場合
保険料が上がってしまうので、
「今のうちに契約すると、保険料が安いですよ」
というセールストークが使えるためです。
(年齢を誕生月で判断する場合と、誕生月の半年前で
判断する場合があります)
“安い”って魔法の言葉だと思いませんか?
なんか催眠術にかかったようにふらふら~っと
吸い寄せられていくというか(笑)
私も、つい釣られてしまいます。
安いなら今のうちに、と思ってしまいがちです。
過去(若かりし頃)には実際それで保険に加入したことも・・・
物品とかであれば、期間限定のセールでも、
またいつかセールになるかも、
だからこの期間を逃しても、ま、いいか~となりますが、
生命保険って、年々死ぬ確立が高くなるわけですから
保険料は年齢と共に高くなっていく一方。
それに長期で払い続けるもの。
ということは、誕生日を迎える前に、
少しでも安い保険料のうちに加入しなくっちゃ、
というキモチになるのもいたしかたなし。
ですが、果たして、結果的に本当に“安い”のでしょうか?
必要な保障であるのならば、
安い保険料のうちに契約するのはいいでしょう。
でも、くれぐれも、あせって本当に必要かどうか
わからない保障まで加入してしまうことがないようにしたいものですね。